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十年―――晶晶への賛歌

著者:       時間:2015-09-02

 2005年8月30日、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地でパンダ世界のあるプリンセスが生まれてきました。弱々しそうなこの子にはたくさんの希望が寄せられているから、その年の寵児になりました。同年の11月11日に、北京オリンピックマスコットの名前が「晶晶」と決められたから、この子も同じに「晶晶」と命名されました。筆者もこのきっかけで初めてパンダに注目をし始めたのです。

 

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2005年8月30日に生まれた晶晶はちびっ子でした


 

 2006年初めてパンダ基地へ遊びに来た筆者の目に入った一頭目のパンダがこの晶晶でした。太陽産室のガラス越しの部屋で鉄棒の間を登ったり下ったりしていた晶晶を見て驚いた筆者は「鉄棒に吊り上げている晶晶は降りられないようだ」って飼育員に助けてもらいました。早速様子を見に来た飼育員さんは微笑みながら「ご心配をかけて申し訳ありませんが、大丈夫ですよ。この子は降りたがればいつでも平気に降りられるから」と教えてくれました。


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当時一歳の晶晶はいたずらな子でした


 これを聴いてホッとした筆者は自分の無知で恥ずかしかったです。不意にガラスに手を置いたら晶晶も鉄棒に逆さまに吊り上げながら自分の手をガラスに伸ばしてきました。私たちはこのようにガラス越しに手を合わせて忘れがたい初めての「触れ合い」をしました。


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晶晶


 当時まだ1歳であるこのいたずらな精霊はこのように筆者の心に入り込んできました。今でもやはりこのような子パンダが一番可愛いと思っています。


 2007年あるノルウェーのファンが晶晶の里親になり、2008年晶晶に関する「晶晶で~す―――成長するパンダの写真」という本も出版されました。


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2007年10月12日にノルウェーのStein Frode Ertzeid氏が晶晶の終身里親になる式典


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2008年7月16日に「晶晶で~す―――成長するパンダの写真」の中国語版が成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地でのワールドプレミア式典


 「光陰矢の如し」という諺のように、みんなの視線がどんどん生まれてきた新生児に集まったから、大きくなり仲間との隠れん坊に夢中した晶晶の姿も公衆の目からフェードアウトしつつあります。


 2015年8月2日に、晶晶がかわいい双子のママになったニュースを見た筆者は嬉しくてたまりませんでした。手を伸ばして自分の子を抱いた晶晶のビデオを見た筆者は晶晶がきっと優秀なママになると堅く信じています。


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晶晶とその赤ちゃん


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晶晶の双子赤ちゃん---イケメンの兄弟


 2005年~2015年のこの十年。オリンピックマスコットと同名の君は、冬季五輪の招致成功に当たる日にまためでたい双子の赤ちゃんを産みました。おめでとう、晶晶!この双子の赤ちゃんは君のこの十年への賛歌だと思われていますよ、みんなに好かれている晶晶。


 これから赤ちゃんとの健康的な毎日をお祈りしています。