パンダが初めての出産するときの反応は何でしょう。人間と同じように慌ただしくしているのでしょうか。それとも母性を発揮して赤ちゃんを自分でよく世話することができるのでしょうか。
ご存知のように、雌パンダの性熟期は4歳で、毎年の6、7、8、9月に妊娠したパンダは新しい生命の到来の日を迎えます。どのパンダにも初めての出産の経験があります。しかし、このような経験は、歓喜でもあり、憂いでもあります。パンダの初めての出産状況について、筆者は以下の4つのタイプがあると考えます。
第一種:熟知しているタイプ
娅娅は母性が強く、このタイプに属しています。赤ちゃんが産まれ、叫び声が響くと、ママは赤ちゃんの身体の羊水を舐めて幼い子を口に入れ、檻の一角に座らせます。自分の疲れた体を調整し、赤ちゃんに快適な環境を与えるよう努めます。
娅娅は赤ちゃんに全身マッサージをしています
第二種:戸惑うタイプ
この種類のパンダは、初めての出産に緊張しています。彼女らは幼い子を抱えたいと思っていますが、どのようにしていいか分かりません。口と手とどっちがいいのかと考えています。このような環境の子供には危険なことがあるかもしれませんが、心配することはありません。経験豊富な飼育員がママに十分な時間を与えてくれます。例えば娅娅の家族の晶晶は初めての出産で赤ちゃんを渡されたとき、非常に興奮して、手のひらに力が入ってしまい、赤ちゃんに軽いあざをつくってしまいました。少し時間が経った後、晶晶ママは赤ちゃんをちゃんと抱くことができました。
飼育係の指導のもと、晶晶は赤ちゃんのお世話をしています
第三種:パニック型
このタイプの初産のママは、こんなにも小さな赤ちゃんを見たことがなく、大声で叫ぶ声も聴いたことがないので、びっくりして後に退いてしまい、ひどいときは棒に登ってしまいます。嬌子はまさにこのタイプです。赤ちゃんを産み終わるとすぐに高い棒に登ってしまい、赤ちゃんのお世話をしようとしません。飼育係によるしばらくの時間の指導を経て、最後には赤ちゃんを一人で育てることができるようになりました。
赤ちゃんが嬌子の胸で乳を吸います
第四種:好奇心型
このタイプのお母さんは赤ちゃんの体の小ささにびっくりすることはありませんが、すぐに幼い子を世話することはできません。彼女らは、まず赤ちゃんを見て、触ってみます。見ることは大丈夫ですが、赤ちゃんはパンダの鋭い爪の力には耐えられません。飼育員は、その「やさしい」タッチに冷や汗をかきます。例えば、梅梅は、初めて出産のとき、爪で赤ちゃんに怪我をさせ、血が出てしましました。飼育員は赤ちゃんを7針縫い、幸いにも助かることができました。それで名前を奇珍といいます。
梅梅ママと幸せそうな双子の赤ちゃん
パンダは人と同じです。初めて母になった時、豊富な感情を持ちます。飼育環境下で恐れと未知を克服するには、飼育員の努力が欠かせません。赤ちゃんパンダの健康的な成長は、パンダママと飼育員の共同の協力によるものです。すべてのパンダママと赤ちゃんがともに幸せに暮らせるよう、祈っています。